あなたが顎関節症で歯科や口腔外科、整骨院や整体院に根気よく通院しても改善しなかったのには理由があります。

歯科や口腔外科でマウスピースや飲み薬を服用する事で症状が緩和するが時間が経てば痛みがもどってくる。

あるいはそれらを使用するのをやめれば元通り。

整骨院や整体院でアゴ周りの筋肉をほぐしてもらう事でも口が開きやすくなって希望が持てた。

だけど翌朝目覚めたらかえって筋肉がこり固まってしまっているなんていう方もいらっしゃいます。

もちろんこのような方法で改善へ向かう事もあります。

アゴの周辺の痛みの場合、てっきりアゴの関節に起きた問題や周囲の筋肉の緊張、歯の噛み合わせこそが根本的な原因と思いがちですが「根本の根本の原因」が他にもあるのです。

顎関節症の主な症状は口の開閉時に痛みが起こり音がする、口が思うように開かないといった日常生活に支障をきたすツライ症状です。

口の開閉時に痛みはなく音のみがする場合はそこまで心配する必要がありません。　

しかし口がほとんど開かなかったり強い痛みがある場合に関してはご本人にとっては深刻です。

なぜなら食事や会話または笑う、あくびをするという当たり前の事が当たり前に出来ないのは大変なストレスになるからです。

痛む場所は人によって違うのですが耳の前方あたりに痛みが生じる方、エラに近い部分や側頭部や後頭部の痛みをうったえる方もおられます。

一般的に歯の噛み合わせや就寝中の歯ぎしりが原因と言われています。

たしかに歯の矯正やマウスピース、痛み止めの飲み薬で改善する方もいらっしゃるようです。

しかし、上の方法やアゴ周りのマッサージなども全て試してみたけど全く改善がみられなかったと当院へお越しいただく方もおられます。　

ここからはなぜ改善がみられなかったのかを根本原因の説明と一緒にお話させていただきます。

実は顎関節症はとくに何も手をほどこさなくても勝手に症状が消える方も少なくはありません。

しかし「いずれ改善するだろう」と様子をみていても全く改善しない方がいらっしゃるのも事実です。

当院にお越しいただくという事はもちろんなかなか改善がみられなかったという事なのですがその方々には次のような習慣や特徴が当てはまるように思います。

①長時間の猫背姿勢でのデスクワーク

②通勤時や休日は片時もスマホを手放さない

③寝転んでスマホまたは本を読む

④横向きに寝て手で頭を支えてテレビを見る

⑤ほおづえをつく

⑥うつ伏せで寝る

⑦過度のストレスを抱えている

⑧過去に顔や頭に大きなケガをした

⑨睡眠時間が短い・眠りが浅い

⑩枕の高さが合わない

そして上記の習慣や特徴により体全体の姿勢がくずれてしまう事こそが顎関節症の根本原因となっています。

顎関節（がくかんせつ）とは側頭部にある側頭骨（そくとうこつ）とアゴに位置する下顎骨（かがくこつ）という骨で構成されています。

側頭骨と下顎骨は身体のバランスに関わっているのですが例えば噛み合わせや歯ぎしり、または片側の奥歯ばかりで食べ物を噛む等によりゆがみが生じたとします。

側頭骨や下顎骨のズレにより頭が傾いて視界も傾いてしまう場合それを修整するため脳が背骨や骨盤の位置をズラして正常を保とうとします。

頭と背骨が乗っかっている骨盤の中心には仙骨（せんこつ）という骨が存在します。

仙骨の両側には腸骨（ちょうこつ）という骨が存在し仙腸関節（せんちょうかんせつ）という関節を構成しています。

顎関節症を改善させるためには頭（頭蓋骨）と背骨、

そしてそれらを支えているこの仙骨（仙腸関節）のゆがみを整える必要があります。

この仙骨（仙腸関節）を正しい位置に戻す事こそが最も重要と考えています。

つまりこのページの前半でお話させていただきました「根本の根本の原因」とは仙腸関節という事です。

まずはあなたが顎関節症で今一番お悩みの症状について詳しくお話いただきます。

どの部分が痛むのか、そしてその症状以外にもお悩みの症状があるのか。

過去に抱えていた症状やケガや交通事故、手術歴なども全てお話下さい。

その後検査を行います。

姿勢のチェック、関節の動きや硬さ、筋力のチェックや筋肉の硬さを確認し今のあなたのお体の状態についてご説明させていただきます。

あなたに最適な施術計画をお伝えいたしますのでご納得いただけました施術を始めます。

当院では機械による振動刺激を利用して体を整えるという施術を行っています。

体の数ヶ所のポイントに刺激を入れる事で筋肉・骨格・神経にアプローチし全身のゆがみを整えていきます。

ゆがみが整い全身の所々にかかっていた負担が取れて神経の働きも正常になる事であなた自身に備わっている自己回復力がしっかり働き出し症状の改善を目指します。

そしてもう１つ大切な事があります。

さきほど上の方でもお話いたしましたように顎関節症の症状が起きたのには日常生活の習慣が大きくかかわっています。

これから見直していただく習慣についてもしっかりお話させていただきますので「良くなるためなら守れる！」という方はご連絡下さいませ。

お待ちしております。