☑床に落とした物を拾おうとしたら激痛が走る

☑これまでに何度もギックリ腰を経験している

☑季節の変わり目になるとギックリ腰になりやすい

☑常に腰周りの筋肉が固まっている感覚がある

☑最近ではギックリ腰の予兆を感じるようになった

☑数年おきだったのが最近では数か月おきに「ギクッ」となる

☑動作のたびに怖さがある

☑常に腰に意識が向いていて集中できない

☑大事な時期に「またギックリ腰になるのでは」と不安

あなたはこんなご経験がありませんか？

ある日突然ぎっくり腰になって病院に行き、痛み止めの飲み薬やシップ薬、そして数日から数週間は無理をせずに過ごす。

すると自然と痛みが引いて元の日常生活を送れるようになる。

しかし、しばらく経過した頃にまたぎっくり腰に。

前と同じように飲み薬やシップ薬と日にち薬で痛みが引いた。

しばらくするとまたぎっくり腰に・・・。

なぜかある時期をさかいに頻繁にぎっくり腰を繰り返すようになる。

さすがに不安になりこれまでの病院ではなく整骨院や整体院での施術を試してみようと腰のマッサージやストレッチ等の施術を受けてみる事に。

するとよけいに悪化した。

どうしようもなく安静にしていると痛みが引いた。

だけどまたぎっくり腰になる。

さて、なぜこのようにぎっくり腰を繰り返してしまうのか？

まず痛み止めの飲み薬やシップ薬、そしてマッサージやストレッチでは「あくまでも症状である痛みが消失しているだけ」だからです。

たしかにぎっくり腰の多くは無理をせずに過ごす事で痛みは無くなります。

痛みが無くなれば当然、病院や整骨院、整体院にも行く必要もないとお考えになるのが普通だと思います。

しかし、ある意味コレこそがぎっくり腰のやっかいなところでもあります。

なぜなら「症状である痛みが消失＝改善してる」は大きな間違いだからです。

ぎっくり腰というのは腰部に突然起こる激痛の総称であり、正式名称は「急性腰痛症」といいます。

ドイツをはじめイタリアや英語圏の国では「魔女の一撃」と呼ばれています。

ぎっくり腰を経験された方ならよくご存知だと思いますが、その場から一歩も動けず座る事も立ち上がる事も出来ないほどの激痛です。

重い物を持ち上げた時、勢いを付けてくしゃみをした時、ゴルフでスウィングをした時などに起こります。

または体の状態によっては空っぽのダンボール箱を持ち上げただけでも「ギクッ」となったという方もおられるので軽い荷物だからといっても注意が必要です。

おそらく多くの方が「中年以降の方がなるのでは」というイメージをお持ちかもしれませんがそんな事もありません。

20代の初めから何度も繰り返しているとお困りの方からご相談をうける事もあります。

もしあなたが冬場に屋外での作業中、キンキンに冷えた体で後ろを振り返った瞬間にぎっくり腰になったとしたら・・・

「体が冷えきった状態で腰に負担をかけたからぎっくり腰になった、それならばお風呂で腰を温めよう」

そんなふうにお考えかもしれませんが絶対やってはいけません！

ぎっくり腰は患部に炎症が起きている状態です。　

炎症とは火事が起こっている状態なのです。　

そこを温めるというのは火に油を注ぐような行為です。　　

痛みが和らぐどころか更に悪化させかねません。

なので基本は患部を冷やすと覚えておいて下さい。

そして痛みのある患部を、ストレッチして伸ばしたり揉んだり（もんだり）叩いたりする事も炎症を悪化させかねませんので絶対にやめましょう

「急性腰痛症」という名称から一般的には「ぎっくり腰＝急性」と考えがちですが実はそんな事はないのです。

重い荷物を持ち上げた時に「ギクッ」となったにしてもそれが全ての原因ではなく「最後の一押し」に過ぎません。

本当の原因はスポーツでの繰り返しの動作や日々のデスクワークや長時間のスマホ操作等により蓄積された筋肉の疲労や過緊張です。

筋肉の過緊張によって背骨や骨盤がゆがんだ姿勢で生活を送っている事でさらに筋肉の緊張が進み体全体の姿勢のバランスはどんどん崩れていきます。

そこに最後の一押しであるちょっとした動作によりぎっくり腰が起こるというわけです。

そのような事からも分かるようにぎっくり腰は急性というより慢性と考える方が正しいでしょう。